人生100年時代 “シニアカレッジ新潟”受講
「“一生修得” “終生実行” “生涯の土台造り” の3本の柱」
今年の年始に「人生100年時代」を見据えてブログで宣言した3つのキーワードである。
日常の中から経験を盛り込み、広くエピソードを集めたいと書いた。
さて、人生100年と言われるようになって久しい。
日本の平均寿命も70年前は男女とも60歳代であったものが、
現在では80歳を超えるまでになった。2025年問題として、75歳以上の
いわゆる後期高齢者の人口が30%に迫り、3人に一人が高齢者の年齢構造になる。
更に巷では、“ご老人”ということがはばかられる程元気なお年寄りが沢山いることも
又事実である。
彼らの就業率も15%に近づき引退されてからの社会への貢献度も小さくない。
そう言う私も今年の5月で68歳となった。
どうしてどうしてまだまだ元気に頑張っていかねばならない年齢でもある。
さて、ここで一つ私自身のエピソードを紹介したい。
他県に住んでいる高校時代の友人が、定年退職後、地元の「シルバーカレッジ」に通い始め、
無事卒業して大変良かったとの話をしていた。それを聞き私は、おそらくどの県でも
それに類するものが有ると思い調べてみることにした。そうすると私の住んでいる
新潟県でも高齢者が学ぶ場としての「シニアカレッジ新潟」があることを知る。
「シニアカレッジ新潟」は、平成30年に開校30年を迎えたとあり、基本的に新潟県に
住居する60歳以上の方なら特別な審査なく入会できる。特に資格者としては、
「学習の成果を地域活動に役立てるなど社会参加意欲のある方」と但し書きもついている。
その内容は、基礎応用課程2年間で実質10カ月間(11月から4月の冬期はない)の
講座を開設している。新潟、長岡、上越会場と県内三か所の主なる地域にも開講されている。
有難い講座である。即時地元に居る同期の友人を誘い申し込んだ。
そう言う訳で私は、この6月初旬に長岡会場で講座の受講を始めることになった。
次に、講座開講日当日の状況を記載してみたい。
会場に入り、決められた席に着座すると、直ぐに隣の席の男性(私より上の年齢と思われる)
から声をかけられた。挨拶を交わし話していくと男性は2年前にも受講し今回で2回目と聞く。
渡された名簿に目をやると当日の受講生は、35名である。会場を見渡すとどうやら女性の姿が
多いようだ。スタッフによる簡単なオリエンテーションの後、早速第1回目の講義
「豊かな人間関係を築くコミュニケーション術」が始まる。
講師は、元地元民放のアナウンサーで現在は、フリーアナウンサーの女性である。
講義は、座学だけではなく幾つかのグループに分かれての討議もあり、直ぐに
同じグループメンバーとのコミュニケーションが図られる参加型の講座であった。
途中休憩をはさんだ2時間の授業は参考になる事が多く、あっという間に時間が過ぎた。
充実した講義であった。
講義を終え教室を出る受講者の顔は、どこか生き生きと感じられた。
次回は一週間後、介護と認知症の具体的な講義が予定されている。
以上、「シニアカレッジ新潟」の入講日の体験談をお話しした。機会をみて又お話しを続けてみたい。
“学びに躊躇なし、学問に近道なし”… 手綱を緩めることはできない。