寺子屋”ZEN”は新潟県三条市の工具メーカーに勤務40年の丸山善三がお届けするWebメディアです。

独りの時間の使い方 その1

今月11日は、東日本大震災より13年目となる。
あの痛ましい災害の記憶は、私達日本人にとって忘れ去ることはできない。
3月現在なお、2,520人の方々が行方不明である。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

次に、3月15日はお釈迦様が80歳で入滅(高僧の死の意味)された日でもあり、各地の寺院では
その時の様子を描いた「涅槃会(ねはんえ)」を掲げてその恩に感謝する。これらの仏行は、
「涅槃会(ねはんえ)」と呼ばれる。「涅槃会(ねはんえ)」が過ぎると18日からは彼岸入りとなる。
(春分の日3月21日)

ところで私の近況と言えば、3月から家族の都合でしばらく一人の生活が始まった。
昨年8月より会社へは非常勤のため、自由な時間が出来た訳であるが…
元来の「寂しがり屋」近くに人がいないと落ち着かない。
一人暮らしになってからやたらと独り言が多くなったと気づき、我ながら苦笑の連続である。
自宅に居る時の日課の読書は、現役時代と変わらず続けている。一方、映画鑑賞は話題作品
以外は少なかったが、ある映画提供の会員サイトに登録してからは映画にはまってしまった。
2日に1本は開いている。(主に海外シネマ)

そんなある時、散歩を日課としている友人から早朝の散歩は頭脳を活性化させて
気持ちいいよ、との話を聞いて外出の効用を知った。それからは出来るだけ外出することに決めた。
私の外出は、図書館に入ったり、喫茶店で携えてきた本を読んだり、近くの日帰り温泉に入ったり、
買う目的もないままホームセンターをうろついたり…。とりとめのない時間を過ごすわけである。
しかし、外出して本を読んだり、スマホを見たりでは、家に居る事と何ら変わりないため
出来るだけ顔を上げ、周りに目を配るようにしている。
喫茶店、図書館、温泉場、ホームセンター等、公共の場所での人間観察と云うところだろうか。
それは、ジロジロと怪しまれるような行為ではなく、錆びついてきた頭を刺激出来るのではないか
と目に見えるその場の光景をインプットして感性を磨ければと思っている。
例えば平日午前中のスーパーマーケットの食料品売り場では、新鮮で豊富な野菜が並べられていて
見ていて飽きない。近年は、地元の一般生産者の方が直接取れたての野菜類を小売屋さんへ納める。
売り場も地元品としての別途コーナーが設けられて、少々一般品より値段は張るが結構
売れているようだ。その商品には、生産者の名前もしっかりと入っている。
特に中高年の方が男女問わずよく立ち寄っている。安心、安全さの証しであろう。
私も思わず購入籠に入れてしまう。

以上、今回は独り暮らし経験から“独りの時間の使い方 その1”として述べた。
次回は、後編 に続く。

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