いざ、いにしえの地 奈良へ
3月 弥生(やよい)になりましたね。「通年、雪国新潟では、2月迄に降り積もった雪(地元では
根雪(ねゆき)という)が残り、地表の温度が上がると共に雪間からふきのとうが顔を出す…」
この時期になってくると私の記憶の中にこのような情景が、3月の声を聴くと蘇る。
しかしながら、近年ではその光景も珍しくなってしまった。温暖化の影響であろうか。
今年の3月も当地三条市では雪が積もっていない。県内のスキー場も少ない積雪の中、
何とか運営していると聞く。
さて、3月と云えば、奈良東大寺の二月堂で、毎年3月1日から2週間に渡って行われる
修二会(しゅにえ)がある。修二会は国家の隆盛を祈願する行事で一般的にお水取りと呼ばれる。
深夜、松明に照らされながら、本尊に供える霊水を若狭井(わかさい)へ汲みにいく儀式である。
二月堂の舞台では、松明を振りまわす「お松明」の行事もひときわ盛大に行われ、
各地から多くの観光客が訪れる。
実は、私も2月の下旬に所用で奈良市内(大和郡山市も含む)を訪れる機会があった。
市内で2泊する旅程であったが、2日目は朝から午後2過ぎまで自由行動できた。
その為、奈良駅市内の観光をすることが叶った。
![](https://www.toptools.co.jp/topblog-terakoya-zen/wp-content/uploads/sites/3/2024/02/oyako_shika.png)
国際観光都奈良は、奈良駅(JR・近鉄)を中心に東西に歴史的な観光遺跡が在る。
東側には、約2キロ圏内に四社寺の世界遺産が存在している。駅に近い方から
「興福寺」「元興寺」「東大寺」そして「春日神社」である。更に駅の西側約4キロ方向には、
同じく2つの世界遺産寺院である「唐招提寺」と「薬師寺」がある。つまり1300年前の
古都平城京跡を中心に東西6つの世界遺産が存在し、更に平城京跡と春日山の原生林を
含めると8か所の観光資源が「古都奈良の文化財」として街をかたち造っている。
国際観光都奈良は、奈良駅(JR・近鉄)を中心に東西に歴史的な観光遺跡が在る。
東側には、約2キロ圏内に四社寺の世界遺産が存在している。駅に近い方から
「興福寺」「元興寺」「東大寺」そして「春日神社」である。更に駅の西側約4キロ方向には、
同じく2つの世界遺産寺院である「唐招提寺」と「薬師寺」がある。つまり1300年前の
古都平城京跡を中心に東西6つの世界遺産が存在し、更に平城京跡と春日山の原生林を
含めると8か所の観光資源が「古都奈良の文化財」として街をかたち造っている。
私は今回、初めてこれらのすべてを訪れた。
目的地に向かうまでの道中の民家の佇まいも当時を彷彿とさせ素晴らしく、そして、
深い感銘を受けた。
私は旅行を終えて今、奈良に関する本を開いている。和辻哲郎の著作『古寺巡礼』と
亀井勝一郎の『大和古寺風物詩』2冊の作品である。これらは、奈良の地を作者の歴史的な
観点から紹介している名著でもある。実は、2冊とも20年位前、何れ奈良に行くことがあろうと
買い置きしてあった本で書斎の書棚の奥に静かに出番を待っていた。
今回は、奇しくも現地に行った後、にこうして読むことになった。
これらの詳細は、折を見て公開したいと考えている。お楽しみ頂きたい。