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“お釈迦様”ってどんな人? そして1年の無事に感謝

令和5年12月15日発行のブログは、本年最後のブログとなります。
今年最後のテーマは、少しお釈迦様(仏陀・ブッダ)のお話しをしたいと思います。
既によくお分かりの方も居られるかと思いますが、簡単に説明いたしましょう。

お釈迦様は今からおよそ2500年前、インドの北西に位置する(ネパールに近い)
小さな国の釈迦族の王子として生まれ、人生の苦悩を深く考える青年時代を過ごされました。
それからお釈迦様29歳の時に王子としての暮らしを捨て、城を出て修行者となりました。
6年間の修行を経て35歳の時に長年の疑問を解き、“悟りを開き”「仏陀」となられました。
その後、お釈迦様は自らの教えを持って旅に出てそれを広めました。
これが仏教の始まりです。以後、80歳でお亡くなりになるまでの45年間に
人々に教えを説き続けました。現在までお釈迦様は仏教の開祖と言われています。

現在、お釈迦様との絆を結ぶ縁の日として3つの仏教行事が行われています。

その1:お釈迦様の誕生した日(4月8日)
お釈迦様の誕生日を「花まつり」として誕生仏に甘茶をかけてお祝いします。

その2:お釈迦様が悟られた日(12月8日)
お釈迦様の悟られた日を「成道会(じょうどうえ)」として苦行の末にお釈迦様が悟られた事を讃えています。

その3:お釈迦様が亡くなられた日(2月15日)
お釈迦様の亡くなられた日を「涅槃会(ねはんえ)」として涅槃(肉体をなくした悟りの境地)
に入ったお釈迦様を偲び、亡くなった様子を描いた涅槃図を掲げてその偉業を偲びます。

さて、現代に分かり易くお釈迦様の教えを一言で表すとすれば、以下の様になります。

「今日すべき事は明日に延ばさず、今を確かにしていく事こそ、よい一日を生きる道である」

「過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない」


お釈迦様は今のその瞬間を大切にする人で、これらはまさしく
現在を見つめることの大切さを説いているといえます。

昨今は、お釈迦様や仏教に関する多くの本が発行されています。
その教えをより深く知ることでこれからの生き方の指針となるはずです。

読者の皆様にはいつも当ブログをお読みいただき、感謝しています。
引き続き来年も多くのテーマに挑戦して参ります。よろしくお願いいたします。

皆様にとりまして来年も輝かしい年で有りますことを祈念し、今年のブログを納めます。

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