“風”の時代を生きる
皆様、暑かった夏もお彼岸を過ぎてから徐々に和らいできました。
日本の四季と日本人の関係は、適度な気温の変化を体で感じとりながら
季節の移り変わりに順応させてきたと言えるでしょう。しかしながら、
今年の夏に起こった長い夏を感じる気候の異常は、
間違いなく私たちの体内リズムを狂わせている。
さて、今回のキーワードは、“風”である。
今から50年以上前、著名なフォークソンググループがずばり“風”の題名で大ヒットを放った。
歌詞の内容は、1人旅に出て風を感じた…。それだけの内容であったが、
なぜかボーカルの切なく歌う楽曲に当時、妙に共感を覚えたものである。
つまり“風”は、その掴みどころのない印象からも
歌詞や詩になりやすい言葉であったわけである。最近、ある講習会でも
講師の先生が“風”の時代到来との話をされていて気になっていた。
調べると面白いことが発見できる。ご紹介したい。“風の時代”の言葉の背景は、
天文学と占星術に由来すると言われているようだ。
風の時代とは一言でいうと、目に見えない自由や平等、精神性や知性、個性
などに対する価値が高まる時代。「風」が目に見えないように、情報や知識など
形のないもの、伝達や教育などが重視され、人々は何より「知る」ことを求める。
今後は、知性・コミュニケーションなど、形のないものが意味を持つようになり、
想像力、思考力を重要視して、柔軟性が必要になると言われています。
そして自分の好きなことや、やりたいことに素直に行動することが大切な時代とも言われている。
更に、風の時代以前の物質や財を重視した時代は“土(地)”に時代として区別されている。
ご興味ある方は、諸本等を参照されたい。
