寺子屋”ZEN”は新潟県三条市の工具メーカーに勤務40年の丸山善三がお届けするWebメディアです。

本を愛でる

本を買うと云うこと、読むと云うこと

私の書斎には、細長く両わきの壁が天井まで本棚になっていて多くの本が並べられている。
40代から一回に数冊単位で買い求めた続け40年近く経っている。本は、恐らく千冊以上あるだろう。
いわゆる“積読(つんどく)”の類ではあるが、全く目を通していない本は、無いと思う。購入した書籍は、目次とまえがき、そしてあとがきは、必ず読むようにしている。更に買った本は、積み重ねない。書棚にしっかりと収める。背表紙には、また表紙と異なる味があるものだ。背表紙は、一般的に白地が多いが、出版社によって独特の個性が現れる。字体や文字の色合いも異なる。書棚の蔵書が多くなってくると背表紙を順に眺めるだけで時間が過ぎてしまう。少し大げさな言いぐさになってしまうが、これは、読書と云うよりも何かの展覧会で作品を鑑賞している感覚に似ている。少なくとも私には、そう感じる。

ところで日本では、毎年約7万点の新刊本が出版されている。これは、1日あたり約200点が出版されている計算である。最近のデータでは、出版点数は減少傾向にあり、2013年がピークで約8万点が出版されていたが、現在は7万点を切っている。日本人は、本を読まなくなり“読書離れ”と云われているものの何と1日まだ200点の新刊品が出版されているには驚きである。各々の書籍は、作者、編集者の思いが詰まった「情報の結晶」と云えるのではないか。

そういう意味でも国民は、良き読み手としての役割を果たすためにもまだまだ本を読まなければならない。学性時代を思い出してもらいたい。夏休みになると「課題、推薦図書」が、決められ休暇最後の日に本をむさぼり読んだ記憶は、誰でも持っているはずである。

画像:Geminiにて作成
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