倫理研究所
5月に入り新緑が映える時節を迎えた。
しばらく前は、桜吹雪と黄砂と何とも不釣り合いな取り合わせが日本列島(特に日本海側)に霞空のベールをかぶせた。5月に入りそれも万緑の光景に替わってきた。清々しい5月と云えよう。季節は進んでいる。
さて皆さんは、一般社団法人「倫理研究所」なる団体をご存知であろうか?この団体は、倫理法人会の組織によって、活動され、教祖等を崇拝する宗教団体とは、全く異なる。宗教でも、主義でも、諸学説でもない実践によって生活の法則(すじみち)である純粋倫理を学ぶ団体である。かつて学校教育で「修身」の授業が行われた。修身授業は、明治後半から終戦の昭和20年まで“日本の伝統と文化を尊重した”将来を担う子供たちの道徳教育として位置付けられた。しかしながら、アメリカの占領政策下でそれも全廃された。昨今の学校教育の中心は、目指す進学先への入学のため受験の関門をどうしても通過しなければならない。人として根本的に必要な修身・道徳である心・精神を修養する場がなくなっている。倫理法人会は、具体的に「明朗」(明るく)「愛和」(仲よく)「喜働」(喜んで働く)という三つの基本的な実践を行うとしている。それらは、会員の教科書『万人幸福の栞』に示されている。この中に書かれてある、17箇条の生活標語は、週一回午前6時から開催される経営者モーニングセミナーで復唱されて徹底する。
更に毎月の発行誌『職場の教養』は、各々の会員企業で推奨されている、「活力朝礼」で読み上げ、社員教育に生かされる。1日のスタートは、朝の密度を上げることに集約される。周知の事実である。企業人が朝型の生活習慣を会得する場として倫理法人会は、有効な実践道場といえるかもしれない。
倫理法人会の組織は、現在全国で約68000社が加盟、各県単位で組織化されている。
詳しくは、ホームページを参照されたい。
【倫理研究所とは】